UCT−202(USB2.0ターゲットボード)
 
Cypress社のEZ-USBファミリの最高峰である、USB2.0対応ターゲットコントローラ、CY7C68013(EZUSB-FX2)を採用したUSBターゲットコントローラボードです。フルスピード(12Mbps)、ハイスピード(480Mbps)の伝送に対応しています。
 
◎UCT-202の特徴
 
・小型・低価格 UCT-202では最低限必要な部品のみ実装し、小型化とコスト低減を図りました。FX2の評価用として、またこのまま各種の実験や機器組込みなどに幅広くご利用いただけます。
 
・128ピンパッケージ品を採用 FX2には現状56ピン、100ピン、128ピンの3種類のデバイスがありますが、UCT-202では128ピンパッケージ品を採用し、FX2が持つI/O機能をフルに活用できます。
 
・直付けシリアルROMとROMソケットを用意 ファームウェア格納用のシリアルROMは8Kバイトの表面実装タイプのほか、8ピンのDIPタイプ用ソケットも用意しました。ジャンパピン設定により、ROM無し、直付けROMからブート、DIPソケットに実装したROMからブートの3種類のモードを選択できます。
 直付けシリアルROMの書替えは、ROM無しモードで起動した後でステップルピンを挿入し、シリアルROMライタソフトのダウンロードすることで行うことができます。
 
・I/Oコネクタ端子 FX2の汎用I/Oピン、リセット、I2Cバスなどを引き出しています。コネクタは付属しませんので、別途ご用意ください。40ピンが2本、34ピンが1本で、いずれもピンピッチは2.54mmです。
 
・外部電源/バス電源に対応 外部電源(供給電圧:+5V)、USBバス電源のいずれによって動作するかをステップるピンによって切り替えできます。
 
・無償開発ツール Cypressのサイトより、無償で各種開発ツール類をダウンロードして利用可能です。また、ニッコー電子USBフォーラムでもサンプルプログラムなどの提供を行います。
 
・ニッコー電子USBフォーラムへの参加 ニッコー電子ではUCT-202をご購入された方が参加できるUSBディベロッパーズ・フォーラムを開設しています。フォーラムではUCT-202に関するQ&Aなどのほか、サンプルファームウェアの提供などを行います。また、将来各種ファームウェアのソースコードの提供なども予定しています。
 フォーラムページへのアクセスはUSB接続ID-KEY(セキュリティキー)デバイスが必要です。IDーKEYはUCT-202、1台に1本づつ付属します。ID-KEYドライバはダウンロードページにありますので、そちらからダウンロードしてご利用ください。キーの内容は暗号化されています。また、このシステムで行っているのはキーの認証のみであり、個人情報データなどは一切流れません。
 
 
◎UCT-202の主な仕様
 
・使用デバイス:CY7C68013(Cypress EZUSB-FX2)
・伝送速度:12Mbps/480Mbps
・I/Oコネクタ:40ピン×2、34ピン×1
(汎用I/Oピン、I2Cバス、CPUバス、リセット、WAKEUP信号など)
・USBコネクタ:タイプB×1
・電源:外部電源コネクタ(3ピン)、USBバスパワー(ステップルピン切替)
・シリアルROM:直付け24LC64、DIP8ピンソケット(ステップルピン切替)
・リセットスイッチ
・基板外形:85mm×75m 固定用ビス穴×4箇所
・表示:パワー表示LED×1
 
◎EZUSB-FX2について
 
EZUSB-FX2の概要です。詳細は別途サイプレスのサイトをご覧ください。なお、CQ出版社のトランジスタ技術誌3月号、Interface誌2003年4月号(2月発売)でもFX2が取り上げられていますので、参考になるでしょう。
 
・CPUコア/メモリ内蔵

FX2はUSB2.0対応コントローラに加え、CPUコアとして8ビットマイコンである8051互換コア(動作クロック48MHz)、およびプログラム/データSRAMを内蔵しています。

・汎用I/Oポート:40ビット
・レジスタ領域:256バイト
・シリアルポート×2ポート
・タイマか×3チャンネル
・割込みコントローラ
・I2Cバスインターフェース
・プログラム/データSRAM:8Kバイト
・データ専用メモリ:0.5Kバイト
・エンドポイントバッファ領域:4Kバイト

プログラムはUSB経由やシリアルROM(I2Cバス)から内蔵SRAMにダウンロードして実行されます。ブート時のシリアルROMから内蔵SRAMへの転送は自動的に行われます。

 
・ROMレス起動 FX2は、従来のEZUSBファミリ(AN2131SCなど)と同様にROMが接続されていない場合、あるいはROMのヘッダが無効な場合には自動的にCYPRESSのオリジナルIDのUSBデバイスとして起動します(8051コアはリセットされたままになっています)。この状態ではEZUSBコントロールパネルを利用してファームウェアをダウンロード、実行させることができます。これにより、開発のターンアラウンドタイムの短縮、USBポートしかないノートPCなどによる開発も容易に行えます。
 
・豊富なエンドポイントバッファ ユーザ用のエンドポイントバッファとして、サイズを512バイト/1024バイトでダブル(2面)/トリプル(3面)/クォッド(4面)と、さまざまな構成を取れるエンドポイントバッファを最大4個持つほか、64バイト幅のIN用、OUT用のエンドポイントバッファを2個持っており、幅広い用途に対応できます。
 
・スレーブFIFO エンドポイントバッファが外部とのFIFOインターフェース(データ幅は8ビット、または16ビットを選択可)に切り替わる仕組みを内蔵しています。たとえばOUT方向(ホストからターゲットの方向)の伝送の場合、1パケットのデータが到達すると、1パケット分のデータが入ったエンドポイントバッファが外部FIFOバッファに切り替わり、外部デバイスがFIFOデータを引き取ると再びエンドポイントバッファとして機能します。外部入出力とUSBインターフェースの間のデータ転送動作にCPUがほとんど関与しなくて良いことから、効率の良い伝送が行えます。
 
・GPIF General Programmable Interface を内蔵しています。GPIFの利用により、たとえばUSB2.0/ATAPI変換アダプタなども外部にグルーロジックを使用することなく実現可能です。
 
・CPUバス CPUバスはアドレス16本、データ8本あり、48MHzで動作します。内蔵レジスタの設定によってウェイト数を変更可能です。また、内蔵RAMを使わず外部メモリで動作させることも可能です。